土砂災害

記録に残る災害 平成22年7月3日に発生した(一)仁科峠宇久須線の地すべり災害
概要 (一)仁科峠宇久須線に於いて、平成22年7月3日未明に発生した 延長≒60m 崩落土砂≒13000㎥の大規模の県道法面の地すべり災害

本災害発生前後の状況について

数日前に切留ブロックにクラックが発生を検知した為、夜間も含めてパトロール実施中、7月3日の降雨によつて未明に崩落する。 崩落は、当時の松崎支所班長により現認。

本災害に対する対応について

崩落発生後は小規模業務委託にて全面通行止めの案内看板を設置し地域に現状の周知を実施。7月5日に出動要請を受けて、早期の通行止め解除に向けての迂回路設置と今後の対応の協議に入る。

他の企業、ボランティア等の連携や支援について

迂回路設置に伴い、旧賀茂地区の災害協定締結業者に大型土嚢設置の協力要請を行う。 また、大型土嚢制作場所として賀茂残土処理組合に製作場所の無償提供を受けた。

本災害の経験から得られた教訓や反省点等について

当地区は急峻な法面で、土質は構成物質が不均等な凝灰角礫岩等が多く風化・多くの降水等により崩壊を招く事例が多い。 よって、地すべりの抑止力等については、定着層にバラツキがあることを念頭に工法を熟慮すべき。

県の対応への意見について

本件事例は、発生前の初期の異変の察知・対応 地滑り発生後の地域への周知→迂回路工施[→本工事と非常にスムーズな流れで対応できた考える。

その他自由意見

大規模な、災害であり復旧期間も延べ二年に渡ったが、一般者はもちろんの事より委託・工事共に無事故で復旧出来た。

西伊豆町B社

体験談