風水害

記録に残る災害 稲生沢川流域周辺に甚大な被害をもたらした 昭和51年7月11日発生の豪雨
概要 約200haの土地の浸水、床上浸水1,372棟、床下浸水539棟、本郷橋下流の出水、河内地区の道路決壊、東本郷現下田警察署付近の浸水、特に中地区河津建設本社では稲生沢川の氾濫により床上1.5mの浸水被害を受けた。 水田及び住宅が泥海化となる惨状であった。

本災害発生前後の状況について

予測できなかった大きな災害であり、被災後の復旧に官民一体となって取り組んだ。

本災害に対する対応について

河川激甚災害特別緊急事業(S51~S56)等により稲生沢川および蓮台寺川の治水安全度が向上し、近年では川の氾濫等による浸水災害被害は減少している。

他の企業、ボランティア等の連携や支援について

1.下田建設業協会員による復旧工事の推進 2.一般住民による復旧工事の推進 3.県市町による復旧の為の予算の策定

本災害の経験から得られた教訓や反省点等について

1.橋桁に大きな構造物や欠損した木材等が引っ掛かることによる氾濫が心配される 2.上流からの土石流の堆積による氾濫の影響 3.河川内へ工作物の設置、船舶の係留は禁止する事

県の対応への意見について

近年、稲生沢川下流域の土石流の堆積が際立って目立つので、河川氾濫への影響が心配されるところであり対処願いたい。

その他自由意見

下田市C社

体験談